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[レビュー] Mew: And the Glass Handed Kites

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やってくれた。Mewというバンドを見くびっていたのかもしれない。ヨーナス(Vo)の甘いマスク、ファルセット、妖精たちが奏でるようなメランコリックな楽曲... そのすべての要素を残しながら、妖精は怪物へと姿を変えた。

1stアルバム『Frengers』を聴き込んでいたリスナーなら、今回のアルバム・ジャケットを目にしたときに違和感を覚えたのではないか?「Mewの曲調とは合わないんじゃないか?」しかし、この新作をコンポにセットし再生ボタンを押して数秒後...ディストーションの効いたギター、重く這いつくばるように迫ってくるベース、太い芯を持ったスネア、その音の洪水の中で脳裏に浮かぶのはまぎれもなくこのジャケットなのだ。

悪夢のような低音が少しずつ遠のいていき、美しいピアノの旋律とヨーナスの声が前に出てくる。しかし鉄槌が振り下ろされるようなドラムの音は残ったまま。まだ悪夢は終わらない。1stのころのMewの面影はたしかにあるが、見たこともないような怪物にずっと睨まれている。「こんな感じでくるんじゃないか」と高を括っていたやつらを驚かせるには充分な出だしだろう。

1曲のように繋がっている1, 2が終わり、その雰囲気を残したまま少しテンションを落とした3曲目”Why Are You Looking Grave”が始まる。ドラムはやはり肉厚で、ずっと打ち鳴らされているバスドラムに頭がくらくらしそうなほどだ。1stの頃からバスドラは太めだったが、周りの楽器にそれほど圧力はなく、きらびやかな音だった。それがこの2ndでは低域が底上げされ、中域がギュッと引き締まりガンガン前に出てくる。特にタムの音は圧巻。このサウンドは間違いなくプロデューサー: Michael Beinhornの影響だろう。

また、この曲にはゲスト・ヴォーカリストとしてフジロックでの再結成ライブも記憶に新しいダイナソーJr.J.マスシスが参加している。彼は10曲目の”An Envoy To The Open Fields”でも、ヨーナスとは対照的な嗄れた声を聞かせてくれる。

4曲目”Fox Cub”でようやく怒濤の低音から解放される。語りかけてくるようにゆっくりと穏やかな声で、今までの恐怖が少し和らぐ、、かと思いきやあの革を叩く音が近づいてきて、ヨーナスの声が消えたと同時にテンポUPし、切り裂くようなギターの音とともにリード・シングルである”Apocalypso”へと引きづり込まれる。

この曲を先行試聴したときに気付くべきだったのだ。「Mewは変わった」と。しかし単体で聞いた時にはこれほどの変貌を遂げているとはとても想像できなかった。いま思えばここに今回のMewの特徴が凝縮されているのがはっきりとわかる。

そしてこの曲から7曲目の”Zookeeper's Boy”までは組曲形式の一曲と捉えてもいい。元から一曲のなかでの展開が激しいバンドだけに、そのつなぎ目は表示される曲数を見ておかないとわからないぐらいだ。疾走感あふれる[5]から、ダンサブルな”Special”、ヨーナスの美声と躍動する楽器たちが高らかに鳴り響く[7]、その繋がりはため息がでるほど美しく、豪快だ。

ランタンの明かりだけがぼんやりと浮かんでいる情景が似合いそうな、少し不気味なオルガンの音で始まる[8]、動→静→動→静寂と移り変わるアルバム中一番展開の激しい[9]、その静寂を雷鳴の如きタムで打ち砕く[10]、そしてインストの[11]を挟み[12]まで息つく暇はほとんどないが、13.”White Lips Kissed”の前に初めて曲間がある。この曲はアルバムのミックスがほぼ終わった段階で「何かが足りない」と新たに書き上げた曲だそうで、確かに[12]とラストの[14]をうまく結びつけている。

最後は映画でも観ているかのようなドラマティックな展開で感動のフィナーレを迎える。が、日本盤だと数秒後にボーナス・トラックの”Forever And Ever”始まり、普通なら世界観ぶち壊しのはずが、エンドロールのようにしっくりきていてビックリ。

そして問題の”White Lips Kissed”日本語バージョン「白い唇のいざない」ですよ。色々なレビューにも書いてあったように日本語上手。誰に教えてもらったんだ?日本人のガール・フレンドでもいるのか?しかし、その歌詞はちょっと...高校生の舞台劇の台詞のようだ(笑)

作品紹介

photo
アンド・ザ・グラス・ハンデッド・カイツ
Mew
ソニーミュージックエンタテインメント (2005/09/14)

その他のバージョン

Discography

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map 2005-09-25 23:38:51 #- [編集]
今日タワレコで試聴してきました♪♪1曲目と2曲目の流れにグッと掴まれましたー。1stもどっかで試聴してみて、購入しようと思ってます。何回も聴き込めそうな感じですね。
fugazo@大正おかん座 2005-09-26 14:19:53 #Pe0og0Jg [編集]
>mapさん
おぉ~ :D レビュー書いた甲斐があります。
1stはバラードが多めで長く聞けるアルバムで、こちらもオススメです。
またレビュー書いてみますねぇ。
シーナ 2005-10-20 16:10:38 #AIONtBew [編集]
はじめまして。Mewのセカンド、いいですね~♪
こちらのレビューに書かれてる、ボーナストラックがエンドロールのよう云々…なるほどーと思いました。
そしたら最初の曲~14曲目の繋がりもちょっとわかったような気がします。

邪道かも知れませんけど、このアルバムをiPodのシャッフル機能で聴くと、曲のつなぎ目が不自然で未完成な感じがまた新鮮です。
fugazo@大正おかん座 2005-10-20 21:07:50 #- [編集]
>シーナさん
はじめまして、コメントありがとうございます。

>ボーナストラックがエンドロールのよう云々
アルバムを映画のように捉えると、あそこはエンドロールにピッタリだな~って思ったんです。

>このアルバムをiPod
僕も最初iPodに入れたときはブチっ!って切れて「あ、忘れてた…」って(笑)
今はトラックを統合して聴いてます。途中から聴くのがちょっとめんどくさいですが ^^ ;

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