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[レビュー] Black Rebel Motorcycle Club: Howl

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9/21、US,UKリリースから約1ヶ月遅れて日本盤が発売されたHowl / Black Rebel Motorcycle Club。このバンドは何故かいままで試聴だけでアルバムを購入していなくて、メンバー構成やどこの出身なのかもまったく知らなかったのだが、21日のリリース情報を調べている時にOfficial Siteを訪れて「こんなブルージーな音を出している若手がまだいたんだ」と初めてアルバムに手を伸ばすことになった。

同じような系統では、22-20sLittle Barrie, The White Stripesなどが挙げられると思うが、その中でも彼らはフォーキーで乾いた曲が印象的だ。そして、何よりもソング・ライティングのセンスが光る。先に挙げたアーティストはライブで100%、120%の力を発揮するが、音源という限られたスペースでは少し物足りなさを感じる。しかし、BRMCにはメロディーだけでリスナーをノらせるメロディー・メイカーとしての一面がある。

今回の『Howl』でもっともその能力を感じたのは[12]の”Sympathetic Noose”。スチール弦をカッティングする音に丸いベースが絡み、そこに気だるく甘い色気のあるヴォーカルがのる。ゆったりと歩くような早さで”雲のベッド”へと導いてくれる。そうこの曲のサビの部分は、雲でできたベッドに揺られているような感覚を与えてくれる。フワフワと徐々に上昇していくような、目を閉じて力を抜くと一瞬夢の世界かと錯覚するような、そういう浮遊感がある。

その一番の原因は、サビの部分にだけ挿入されているオルタネイト・ピッキングによるギター(たぶん)の昇って行くようなメロディーによるところが大きいだろう。ドリーミーな部分はキーボードとヴォーカルの声が担っていて、その二つが合わさると”雲のベッド”と感じるのかも知れない。

MySpace.comで試聴できる二曲だけしか聴いていなかったので少し驚いたのだが、アッパーな曲はこの二つと5曲目の”Still Suspicion Holds you Tight”くらいで、基本的には穏やかな曲がメインなのだ。それは、この三枚目のアルバム制作中にドラマーのニック・ジャーゴが一時的に脱退しており、その間に書いたアコースティックな曲が多くを占めているからかもしれない。

それと、前のアルバム『Take Them On, On Your Own』から今回の作品の間にメンバーの離脱、レコード会社(Vergin)との決別というヘビーな状況を経験し、抜け出したことによって再出発、ルーツ・ミュージックへの回帰という気持ちが強く表れた結果なのかもしれない。

雑誌のインタビューにも今回のアルバムについてこう答えている。

家の裏手で演奏しているようなサウンドにしたいなっていうこと。気がついたら周りに住んでる人が集まってきて、みんなで一緒にやってる、っていうような。(rockin'on 10月号より)

最後に、同じ雑誌のインタビューから、「自分たちの信念を貫きながら、コマーシャルな成果を上げていくことは可能だと思うか?」という質問に対する答えを抜粋しておく。

レコードの宣伝にお金かけたり、いい家に住んだり…それが当たり前だなんて、決して思っちゃいけないんだよ。それじゃあシステムに取り込まれたことになってしまう。俺たちは今、システムの中にいることで、内側からこれを変えていこうとしているんだ。それが、信念を貫くってことだと思うから

作品紹介

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ハウル (期間限定)
Black Rebel Motorcycle Club
BMGファンハウス (2005/09/21)

その他のバージョン

*US盤の詳細ページで全曲試聴可(30秒間)。日本盤はボーナス・トラック1曲収録。

Discography

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